#10 言葉のキャッチボール
言葉のキャッチボール
小学校に入学して、始めてぶつかった『壁』
同年代の友達とのコミュニケーションが苦手。
言葉のキャッチボールが上手く出来ない、『一方通行の言葉』
入学するまでは、大人や大人を介してコミュニケーションをとるのが多かった。
大人は、娘の『言葉』を理解しようと聞いてくれるから、
コミュニケーションが成り立っていた。
小学校に入ると、コミュニケーションのとりかたを
娘自身で、模索しなければいけない。
定型の子供よりもコミュニケーションをとるのが苦手。
そんな娘も
3年生になって『言葉のキャッチボール』が少しずつ出来るようになってきた。
どうやって『言葉のキャッチボール』が出来るようになったのか。
通常級から支援級に移り、変わる『キッカケ』が芽生え始めた。
1年生の途中から、通常級から支援級にかわり
1クラス 5人/先生2人
子供達それぞれのスピードに合わせて、
先生達が生徒の『苦手や得意』を理解して接してくれました。
通常級だと、どうしても1クラス 25人/先生1人
環境的に『ADHD 』の娘には、辛かったんだと思いました。
みんなのスピードについていけないという
『自分の中の葛藤』で、毎日疲れていたんだと思います。
支援級でのクラスでの生活の中で、
娘も「自分の自尊心の向上」「友達への接し方」
「相手の話を聞く力」
色々な事が出来始めました。
大事なのは、それぞれのスピードなのかなぁって感じました。
『自分は他人より遅いから〜』で色々な事が苦手になるんじゃないかな。
友達とのコミュニケーション
1年生の途中から、1人の女の子と上手くいってない娘がいました。
その女の子は娘に対して、
お姉さんみたく、細かい事を注意する女の子でした。
たまに、娘を『ぶったりしました。』
娘に話を聞いた時、こう言いました。
『イヤなら、自分の言葉で言いなよ!』
『次、ぶたれたらやり返して良いよ!』
何日か過ぎて、自分で『イヤ』『そんな事しないでくれる!』
と言い返しました。
今までは、自分の感情を上手く使えられ無かったのに
一度の勇気と体験で、
自分を友達にぶつける事が徐々に出来るようになってきたと思う。
今では、その女の子とも仲のいい友達です。
娘にとって、
『実際の経験』と『見守ってくれる環境』
があったから,
今では、学校が『楽しい場所』になりました。